太陽熱利用システムって? 太陽光発電とは違うの?

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太陽熱利用システムって? 太陽光発電とは違うの?

2015年8月26日|お役立ち情報一覧に戻る

「太陽熱=熱を生む」「太陽光=電気を生む」

太陽熱利用システムをご存知でしょうか。響きから何となく想像されるのは、屋根の上に乗っているソーラーパネルでしょう。

ですがおそらく、皆様が最初に思い描かれているのは「太陽光発電システム」のパネルだと思います。太陽熱利用システムは、これとは別のものです。

どちらも、太陽のエネルギーを利用するという点では同じですが、太陽光発電システムが太陽エネルギーから「電気」を作り出すのに対し、太陽熱利用システムは「熱」を作り出します。

●太陽光発電システムと太陽熱利用システムの併用例
(画面左下が太陽熱利用システム、他が太陽光発電システム)

(出典:株式会社ノーリツ http://www.noritz.co.jp/product/taiyo/double_solar.html)

では「熱」と「電気」とでは、いったい何が違うのでしょうか。

熱はお湯や温風に限定、電気は電力として広く使える

太陽熱利用システムで作り出した「熱」は、温水や温風を生み出し、給湯や冷暖房に利用することができます。

対して太陽光発システムで作り出した「電気」は、建物内の電気製品等へ利用したり、住宅用システムの場合は余った電気を電力会社へ売ることが可能です。

変換効率が圧倒的に違います

太陽光のエネルギーをどれだけ新たなエネルギーとして変換することが出来るかを示すのが「変換効率」です。たとえば100の太陽光エネルギーを50の熱に変換できた場合、変換効率は50%となります。

この変換効率ですが、経済産業省のデータによると太陽熱利用システムは40%〜60% 、太陽光発電システムは7%〜18%とのことで、太陽熱変換システムの圧倒的な変換効率がお分かりいただけると思います。※中には80%の変換効率も報告されています。

利用用途が給湯・冷暖房に限られますが、導入費用も30万円程度の物から選択できるなど、低コストで高いパフォーマンスを期待することが出来ます。

太陽光エネルギーの集め方

太陽熱利用システムでは、「集熱器」と呼ばれる機器で太陽光を集めます。集熱器には種類がありますが、経済産業省によると国内で最も普及しているのは、戸建住宅用の太陽熱温水器です。タイプ別にご紹介します。

●太陽熱温水器(自然循環式)
お湯を貯める貯湯槽と太陽光を集めるパネルが一体になっています。単純なシステムであるため低コストで導入できるのが魅力です。
ただし、冬場は温まるまで時間がかかるほか、温水器と蛇口の落差が2〜3m以下の場合、お湯の出が悪くなる可能性があります。シャワーの勢いを強く保つ場合は3〜4mは必要と言われています。また、貯湯槽が屋根上に乗るため、屋根への負担を考慮する必要があります。

●ソーラー給湯システム(給湯器接続型・強制循環式)
現在お使いの給湯器に接続し、利用することが出来ます。集熱器と貯湯槽は完全に分かれていますので、屋根への負担は軽くなります。
ただし、その分機器・部材・基礎工事が必要となるため、コストは少し上がります。

●新ソーラー給湯システム(給湯器一体型・強制循環式)
太陽熱温水器とフルオートガス給湯器を一体化したタイプです。ソーラー給湯システムと同様、屋根には集熱器部分しか乗らないため、負担は軽くなります。

このシステムの一番の特徴は、現在ご利用中のボイラーにつなぐのではなく、一体化されている点です。バックアップ給湯器が内蔵されていてお湯切れの心配がなかったり、設置に要するスペースを軽減できたりと一体型のメリットは大きいと言えます。その分、価格は高くなります。

ご家庭のエネルギー源としてご検討ください

太陽熱利用システムはエネルギーの変換効率が極めて高く、日射が続く限り変換し続けることが出来るため非常に経済的です。更に導入費用が比較的安価で、屋根面積が小さくても設置が出来ます。

太陽光発電システムの普及の陰に隠れてはいますが、実はこのように多くのメリットがある太陽熱利用システム。ご家庭のエネルギー源としてご検討いただく価値はありそうです。

当協会ではほかにも様々なエネルギーについての専門知識をもつエネルギーコンシェルジュがおりますので、お気軽にご相談ください。

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