HEMS(ヘムス)っていったい何?

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HEMS(ヘムス)っていったい何?

2015年10月19日|HEMS一覧に戻る

最近テレビコマーシャルなどでよく耳にする「へムス」という言葉。
政府も2030年までに全世帯に導入することを目指しているなど注目のシステムなのですが、実際何のことだかよくわからない方も多いと思います。

太陽光や蓄電池、これからの家電製品ともかかわる何かのうようですが、やっぱりよく分かりませんよね。「ヘムス」とはいったい何なのでしょうか。

エネルギーを節約するための監視役

ヘムスは「HEMS」と表記します。
これは、「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメントシステム)」の略で、つまりエネルギーの司令塔を目指すシステムというわけです。

「エネルギーの司令塔」といきなり言われてもよく分からない方がほとんどだと思いますので、もう少し詳しく説明します。

まず、HEMSは何かの機器を指す言葉ではありません。あくまでもシステムの総称です。

最近では一般の家庭でも太陽光発電や蓄電池システムを設置して日々電気を作り、蓄え、活用している方が増えました。
ですが、私たちがいつも使っている「電気」は、目で見ることが出来るものではありません。
ですからせっかく発電機や蓄電池の設備を導入しても、実感を得られなけば投資への満足感がありませんし、節約したくてもいつどれだけ節約するのが効果的なのかも分かりづらく、導入の価値を発揮しにくくなってしまいます。

そこでHEMSを利用すればその見えない「電気」を可視化して、「どれだけ発電した?」「どれだけ使った?」「いくらくらいかかる?」などを表示することができるのです。
更に、今後は発電量や使用状況などから判断し、自動で制御することが出来るようになると言われています。

ここまででは、今ひとつピンとこない方が多いと思います。もう少し詳しく、どんなふうに活躍するシステムなのかをご紹介していきます。

HEMSがやってくれること

HEMSは大きく分けると2つのことをやってくれます。
1つは「エネルギーの可視化」、もう1つは「エネルギーの自動制御」です。

可視化といっても、電気メーターのようなものとは違います。
HEMS専用のカラーディスプレイ、パソコン、スマホなどによって「年・月・日ごと」「部屋ごと」「機器ごと」など、知りたい情報を任意で表示させることができ、過去の使用量などから比較することもできるのです。

ただし、自動制御に関してはまだまだこれからのシステムとも言われています。
対応している家電とつなぐ必要があるなど、自動で制御することは難しいのが現状です。
ですが、HEMSにより表示された情報を確認し、ご自身で制御するかどうかの判断をすることはできますので、家族の意識変化にも一役買ってくれそうです。

スマートハウスになくてはならない存在!

HEMSはスマートハウスに欠かせない存在です。

と、ここでまた新たなキーワードが出てきました。
ここでは詳しい説明は省きますが、スマートハウスとは、「電気を創り」「電気を蓄え」「電気を節約する」ことができる(=エネルギーをより効率的に利用することができる)住宅の事を指します。
※スマートハウスについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考下さい→ 『スマートハウスって? 分かりやすく解説します!』 

一般的には電気を創るのは太陽光発電が主流で、電気を蓄えるためには蓄電池を使います。
HEMSをこれらの発電機・蓄電池とつなぎ、さらに実際に電気を使う家電製品とつなぐことで、家のエネルギーをまるごと管理してもらえるようになります。

ということは、スマートハウスじゃないとだめなの?

HEMSはスマートハウス専用のシステムというわけではありませんので、スマートハウスではない住宅でも、導入可能です。
少しややこしいのが、スマートハウスにはHEMSが導入されていることが前提なので、よく一緒に紹介されているのです。

以下に、整理しておきます。

●HEMS→エネルギーの「可視化」「制御」を行えるシステム
●スマートハウス→HEMSの導入が前提

今後の展望は?

それぞれの家庭によって電気をたくさん使う時間や、使用頻度の高い家電製品は異なります。
ですから、消費者もしっかりと自分の家庭の電力使用状況を把握しておく必要があります。

特に来年(2016年)の4月には、電力の完全自由化がスタートし、一般の家庭でも電力会社を自由に決めて契約することが出来るようになり、その重要性が高まります。
電力会社を自由に決められるという事は、自宅の電力使用状況にあった会社を選んだ方がメリットが高いためです。

ですから、電力の自由化に伴い、エネルギーの可視化が出来るHEMSの需要は更に高まると言われています。

また、電力会社によってはHEMSのデータをもとに、より最適なプランを提案してくれるといわれていますので、HEMSを導入することでよりお得なプランを選べるようになると考えられています。

更に、冒頭でもふれたように政府は2030年までに全世帯へHEMSを普及させるとしています。HEMSは今後ますます需要が高まるシステムと言えそうです。

どうやって導入するの?

では、どのようにしてご自宅にHEMSを導入すればよいのでしょうか。

まずは、メーカーを決めるところから始まります。
HEMSを導入するための機器は、多くのメーカーが取り扱っていますが、それぞれ機能面や特徴などが異なっていますので「どれでも良い」というわけではありません。

また、製品名も単に「HEMS」ではなくメーカごとに異なっていますので、見落としがちです。注意して探すようにしましょう。

●主な取扱いメーカーと製品名

パナソニック
スマートHEMS
ECOマネシステム
NEC
クラウド型HEMS
東芝ライテック
ホームITシステム
シャープ
クラウドHEMS
京セラ
スマートリーチ® ヘムス
ハウスマイルナビィ®
エコノナビット®

他にも、デンソー(ナビエ)、ミサワホーム(エネココ)、因幡電機産業(エムグラファー)など、多くの企業が開発や取り扱いを行っています。
※メーカーについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください→ 『HEMSメーカー別比較

いま導入する方が良いの?

導入時期については慌てない方が良いという声が多いのが現状です。

理由には、まだまだ対応している家電製品が少ないこと、何よりも導入コストが高いことが挙げられます。
HEMSの最大のメリットのひとつでもある「省エネ・節約」を実現したところで、初期費用が高すぎるとなかなかもとを取るのは大変です。

また、まだまだこれからの開発に期待したい部分も多いことは否めめず、「もう少し様子を見てから検討しよう」という方も少なくはありません。

ですから、当協会でも現時点では積極的なおすすめはしていません。
ですが、今後の家庭のエネルギー事情になくてはならない存在になることは確実視されていますので、いまからしっかり情報収集をしておきましょう。

導入・メーカー選びに関してもお気軽にご相談ください。

日本住宅工事管理協会ではHEMSの導入に関するアドバイスを行っております。
ご不明な点などがありましたら、お気軽にご相談ください。

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