太陽光発電と雨漏りの関係・メカニズム 手抜き工事の実態とは

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太陽光発電と雨漏りの関係・メカニズム 手抜き工事の実態とは

2016年5月13日|太陽光一覧に戻る

太陽光パネルの設置が原因で雨漏りがおこるって本当?

住宅用のソーラーパネルを検討中の方が増えている中、

「太陽光発電で雨漏りを起こすことがあると聞いて……」

という方からの不安の声が届いております。


本当に、屋根に太陽光発電設備を設置すると雨漏りがおこるのでしょうか。


結論を先に言うと、設置業者次第です。
正しい施工を行えば雨漏りはほとんど起こりません。


今回のコラムでは、「雨漏りがおこってしまう場合」について、
その理由やメカニズムをご紹介していますが、
あくまでも「業者選定を誤った場合」の例ですので、ご安心ください。


知識のない業者の手で「屋根に穴を空ける」のは危険


太陽光発電設備は屋根へ穴を空けて取り付ける物がほとんど

住宅用の太陽光発電システムは
パネルを固定する「架台」という設備を屋根に取り付けて設置します。

この際、多くの住宅用太陽光設備は、屋根に穴を空けます。

通常、屋根は下図ような構造で成り立っているのですが、
架台の金具を取り付ける際に、屋根材と防水シートを突き抜けて
野地板や垂木に釘を打つのです。

屋根の構造


設置業者には「太陽光」+「屋根」に関する知識が求められます

つまり、住宅用の太陽光発電設備を設置する業者に求められるのは

「太陽光に関する知識」と「屋根に関する知識」の両方といえます。

失敗しないためには両方の知識と技術を持った業者に取り付け工事を依頼する 必要があります。

※業者の決め方についてはこの後ご紹介します。


正しい取付を行わなかった場合に発生する雨漏りの仕組み

太陽光パネルの取付と雨漏り

※上図は、スレート屋根の取付を想定し、雨漏りがおこる様子を分かりやすくするために簡略化したものです。
実際とは異なる部分もありますのでご了承ください。


屋根に穴を空けて工事することは太陽光発電設備の仕組み上仕方がありませんが、
穴を空けた箇所の防水処理をしっかりと丁寧に行わなければいけません。


この処理を正しく行えば、通常雨漏りは起こりません。


上の図は、正しい工事を行わなかった場合に起こってしまう雨漏りの様子です。


穴を空けた箇所の防水処理が甘く、
雨水が釘の隙間から侵入して、自宅内に侵入してきてしまっています。


ずさんな業者であったり、知識のない業者の場合はこの作業に対する慎重性が薄く、
この図のようにあっという間に雨漏りの原因を作ってしまいます。


また、屋根材には瓦、スレート、金属、銅板などの種類があり、
それぞれに適した施工方法があります。


中には、太陽光パネルの設置そのものが出来ない屋根材もあるため、
屋根に関する正しい知識がない業者がこういった屋根材に取り付けてしまった場合
後々のトラブルにもつながってしまいます。


基本知識のない業者の見分け方や、気をつけたい保証問題

では、基本的な知識のない業者を選ばないためにはどうすればいようでしょうか。


好ましくない業者に見られる傾向

好ましくない業者に多く見られる傾向は

●他業界から参入した業者である
●訪問販売である
●1つのメーカーばかり推薦する業者である

という点です(あくまでも傾向です。全ての業者に当てはまるわけではありません)。


太陽光発電の買取方法は
住宅用(10kW未満)と産業用(10kW以上)の2パターンあります。


業者数が一気に増えたのは産業用の買取制度が開始された2012年です。

この頃の産業用太陽光発電は個人事業主などにとって
非常に魅力のある収益物件でしたから、
太陽光発電事業の人気は一気に高まりました。


結果的に、利益最優先の業者も他業界から「おいしい商売だ」と参入してきました。
こういった業者は、産業用に限らず住宅用の設置も請け負っていることが普通です。


全てとはいいませんが、こういった業者のほとんどが儲け主義で、
なおかつ無責任といわざるを得ません。


ろくに太陽光の専門知識もないのに参入してきて、
施主の利益などは一切考えずにどんどん施工件数だけを伸ばし
雨漏りを起こしてしまうような、手抜き工事やずさんな工事が行うことがあるのです。


見極め方法1:過去の事業内容をチェックしましょう。

まずは過去の事業内容をチェックしましょう。
もしも突然太陽光発電業界に参入してきたようであれば、注意が必要です。


見極め方法2:訪問販売に注意しましょう

また、太陽光発電の訪問販売は要注意です。

家庭用太陽光の普及はいったん落ち着いたこともあり、
現在では訪問販売による営業はかなり減りましたが、
一時期は一般的な価格よりも高い施工費用を請求されてしまうことが頻発していました。


見極め方法3:やたら1つのパネルメーカーばかり勧めてこないか?

業者によって、自分たちの利益が出やすいパネルがあります。

そのため、あまりにもしつこく1つのパネルばかりすすめてくる業者は怪しんだ方が良い可能性があります。

施主様に適したパネルではなく、
自分達が儲かるパネルを売りたいだけかもしれません。


保証も曖昧で、雨漏りを起こした時には事業撤退していることも

こういった業者のコワイところは、
保証が曖昧だという事です。

いざ雨漏りがおこっても、なかなか対応してもらえず、泣き寝入り状態の方も少なくはありません。


さらに心配なのが、これらの業者は儲かりそうな商売への食いつきも速いですが、事業からの撤退も速いところです。


現在では新たに発電事業を始める人も減り始めていますし、
にわか知識の業者では収益を上げるための提案などができなくなってきました。


そこで、そろそろ事業から身を引こうとしている設置業者も増えているようです。


心配なのが、そういった業者が追い込みで
最後に契約を取ろうと動いていないかどうかということです。

訪問販売などで契約を結び、施工を頼んだものの、
雨漏りがおこったので連絡してみたら、事業撤退していた……

という事態になってしまう可能性もあり得ます。


設置業者は慎重に選べば問題ありません

もちろん、優良な業者に依頼すれば大きな問題はありません

屋根に合わせた丁寧な施工をしてくれるでしょう。


ただし人の手で行う作業です。
雨漏りがおこってしまう可能性はゼロではありません。

ですが、仮に雨漏りがおこってしまっても、
きちんとした業者であれば保証制度があることが多いので安心です。


また、パネルメーカー自体が雨漏り保証をしているケースもありますので、設置業者にどういったメーカーで、どんな保証が付いているのかを事前に確認するようにしましょう。

優良な設置業者であれば、丁寧にアドバイスをしてくれるはずです。


住宅用太陽光は、日本住宅工事管理協会へお任せください

日本住宅工事管理協会は、屋根工事に関するサポートをきっかけにスタートし、
以後、住宅に関する全ての工事についてご相談を受けたまわってきました。

とりわけ、太陽光発電は設置希望者が多いにもかかわらず、トラブルが絶えないことから
当協会としてもこれまで数多くサポートを行ってまいりました。

ですから、屋根に関しても、太陽光に関しても
豊富な知識と、サポートの実績があります。

これからご自宅で太陽光発電を始めようかと思っている方や
訪問販売がきて悩んでいる方は、どうぞお気軽に当協会までご相談ください。

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